子どもの責任
20代、まだ会社員だった頃のことです。
上司にこんなことを伝えたことがありました。
私
「そのトラブル対応、私にやらせてください。
失敗したら責任は私が取ります。
(どうだ、カッコいいだろ、俺)」
上司
「あのな、清水君。君じゃ責任は取れないんだよ。
もっと偉い人じゃないと責任は取れないの、わかる?」
いや〜、若かったですね。
上司の言葉、今になって理解できます。
20代の若者が責任を取るなんて
できるわけないんですよ。
20歳を越えた成人でも無理なのですから、
高校生や中学生に責任を取る必要なんてありません。
ところが、少なくないんですよ、
子どもに責任を求める大人がいるケースが。
「どうしても医者になりたくないと言うのなら
自分の行動に責任を持つんだな」
「お母さん、忠告したからね。
何かあったら自分で責任取りなさい」
「今日から学校に行くって約束したろ。
自分の言ったことに責任を持ったらどうなんだ」
このようなトゲのあるコトバが
どれほど深い傷をココロに負わせるか・・・
それよりも
「好きにやってみな」
これで充分です。
そして、ココロの中で
(どうだ、カッコいいだろ、俺)。
清水