代理ミュンヒハウゼン症候群

代理ミュンヒハウゼン症候群

こんにちは。
銀座カウンセリングルームの
矢野えりです。

先日
湊かなえさんの最新文庫本
「ユートピア」を読み終えました。

文中に

代理ミュンヒハウゼン症候群

のフレーズが出てきて
少しだけドキッとしました。

少し前に
ミュンヒハウゼン症候群のことで
話していたからです。

ある方がそうなのではないかといったことで
話していました。

簡単に説明しますと、

ミュンヒハウゼン症候群とは、
周囲の関心を自分に引き寄せるために
ケガや病気と偽って
同情を引こうとする。

代理とつくときは、
傷害の対象が自分自身ではなく代理のもの。
主には子どもや介護を必要とする家族など。

小説内では、
母親が娘が歩けないということで
周囲の関心を引こうとする。
本当は歩けるのに、それを隠して
周囲から同情を引いているのではないかと
疑われていました。

行き過ぎた結果で
誰が困っているのでしょうか。

そんなときにも
心の声を聴かせていただきますね。

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