今日は絵本のご紹介です。
まず、どんな内容かといいますと、
主人公は、すずちゃん。
幼稚園の年長さんです。
すずちゃんは、
自閉症スペクトラム(ASD)と診断された女の子です。
まもなく卒園して、これから小学校へ入学する、そんな時期のお話しです。
すずちゃんの、まわりのお友達との違いをお母さんの目線で語ってくれている作品です。
私の感想としては、
ぜひ手にとってほしい、そういう作品です。
自閉症スペクトラム(ASD)というコトバを聞いたことのある人は多いとことでしょう。
でも、理解している人は
まだそんなに多くはないな、と感じます。
理解までしなかったとしても、
せめて、すずちゃんのような子のまわりに
ASDを知ってくれる人がひとりでもいてくれたらな、と。
少しの時間をとって
この絵本を読んでいただければ
すずちゃんのような人のことを、知ることができます。
最初から理解できなくてもいいのです。
知る、だけでも十分です。
まわりにわかってくれる人が ひとりもいない、
そのような状況は辛いですよね。
まわりの10人が全員、わかってくれなくてもいいのです。
でも、一人でもいてくれたら、その子にとって世界がガラッと変わります。
ゼロと1の違いは、別世界です。
そんな10人の中のひとりに
あなたがなってくれれば、もうそれで十分なのです。
ですから
ぜひ一度、手にとってみてください。
